ドワーフザリガニ水槽の立ち上げと繁殖
更新をサボりすぎてそろそろ自分のブログの存在を忘れつつあるアベタです.
タイトルの通りなんですが新水槽を(かなり前に)立ち上げました.
立ち上げの理由
きっかけは面白い生き物いないかな~と思ってチャームをふらふらと巡回していた時のことです.僕は以前からベルベットブルーシュリンプを飼いたいなぁと思っていたので,そのあたりを眺めにエビ・シュリンプのページを見ていました.ベルベットブルーシュリンプに関しては,飼いたいものの飼育が難しく水槽を置ける場所も(ほとんど)ないのであきらめていましたが,それでもなんとなくページをふらふらしているとザリガニの項目を見つけました.そこには白ザリガニ,青ザリガニなどが並んでいたのですが,大きくなるし共食いもするザリガニは場所も取るし多頭飼育もちょっとなぁと思いながらページをあとに進めていくと,メキシカンドワーフ・クレイフィッシュの文字が見つかったのです.そのザリガニは,最大でも4センチ程度にしかならず多頭飼育も可能そうだということで僕は興味が沸き調べ始めました.
詳しいことはこのブログの方が調べてくださってるので参考にしてください.(僕も少し参考にしました)
このブログのほかにもいくつかのサイトで確認できたのは,ドワーフザリガニ(ドワーフクレイフィッシュ)にはメキシカン,テクサナス,シュフェルディ,スケミッティの4種類が流通しているらしいことと,メキシカンは他の3種に比べて飼育が難しそうな事です.
そういうことならとテクサナスやシュフェルディを売っているお店がないかネットショップを探してみたのですがなかなか見つかりませんでした.しかしヤフオクで基本的には誰かが出品しているという状況を見つけてしまい,飼育に踏み切ることとなったのです.
水槽立ち上げの構想
以前から維持している水槽は,(コリドラスのための)目の細かめな砂と,底砂を選ばず安価な割に濾過能力が高いといわれている上部濾過で構成していました.
しかしこの砂は掃除の際に吸い上げてしまいやすく砂そのものの掃除もしにくいという点で僕個人的にはあんまり好きではありませんでした(たぶんコリドラスを飼うならこれでよかったんだとは思う).
底砂に関しては砂を選択肢から外すと,基本的に候補に挙がってくるのはソイルか砂利になります.
ソイルに関しては水草水槽に特に向くようですが僕自身は(今のところ)あんまり水草に興味がないのに加えてザリガニは水草を食べるので水草をあまり多く植えるつもりはありませんでした.よってソイルの崩れやすい欠点が目立ったので底砂は砂利にしました.
砂利の中で最もよく使われるのは大磯砂と呼ばれる海の砂利です.これは維持管理も楽で長く使えるのでよくおススメされるのですが,砂利の中に残った貝殻などのせいで水質をアルカリ性に傾けることがあるという欠点があります.ただし,今回飼育するのはザリガニです.ザリガニの飼育は弱アルカリ性が向いているという話題も多くあり,牡蠣殻を水槽に入れてアルカリ性に傾けようとしている人もいるぐらいなので,多少アルカリ性に傾くぐらいであれば欠点とは言えません.よって今回使用するのは大磯砂になりました.
次に決めたのはフィルターです.実はこれは底砂を決めた時点で僕の中ではほとんど決まっていたのですが,底面フィルターを使ってみたいと考えていました.底面フィルターは大磯砂との相性がとても良いということとどうせなら今まで使ったことのないフィルターを使ってみたいというのが理由です.本当はザリガニは底砂を汚しやすいので底面フィルターは向かないという記述も見つけましたが,プロホースで掃除できるじゃんという考えと,使ってみたい気持ちから底面フィルターに決めました.
ここまで決めたらあとは実際にどの製品を使うかを水槽から決めていくだけです.
使った製品
(全部チャームから買いました)
水槽
水槽台の代わりに60㎝のメタルラック(あんまりよくない)を使っており,脇にエサなど収納したかった(というかエサ等のスペースに無理やり押し込んだ)ので今ある45㎝水槽より一回り小さい40㎝水槽にしました.
フレーム有りのもののほうが安くて使い勝手がいいのでその中から選びました.
フィルター
安くて実績のあるニッソーのバイオフィルターにしました.
45㎝用のものが40㎝水槽にぴったりでした.
底砂
前述のとおり大磯砂を5㎏敷きました.
エアーポンプ類
底面フィルターを動かすためのエアーポンプは評価の高い水作水心にしました.
チューブや逆流防止弁と一緒になっているものが扱いやすく楽でした.
その他
隠れ家兼ろ材としてマルチリングを入れたり,ホームセンターで買ってきた流木やメインの水槽で余った水草を入れたりしました.
導入&その後
7/21に水槽立ち上げをし,プラティの稚魚をパイロットフィッシュとして水槽を回した後8/26にドワーフザリガニ・テクサナスを導入しました.
その後9/13には抱卵が確認でき10/22にはある程度育った稚ザリ(もっと早く生まれていただろうけど発見できなかった)と生まれたばかりの稚ザリが発見できました.
その後も繁殖は続き今では小さいものも含めるとおそらく100匹以上が水槽の中にいると思われます.
ここまでくると飼育・繁殖としては成功といえるでしょう.
感想
飼育・繁殖はほとんど手間もかからず非常に楽です.
そしてちらりと見ると非常に癒される可愛さです.
混泳となると微妙ですがこのザリガニのみであれば多頭飼育も可能で繁殖もさせられるという面から,水槽一つ立ち上げる意気込みがある人にとってはおすすめできる生体といえます.
ずっと放置していたこの長い記事がやっとおわって一息ついた気持ちです.
もっと短い記事だけにしていきたい(願望(今だけ))
これからまた更新頻度上げていきたいと思っています.